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シトヒ
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世界一奇妙な果物『ドラゴンフルーツ』の育て方|凍傷・葉やけに注意

ドラゴンフルーツはその美しい外観と独特の味で多くの人々を魅了しています。しかし、その栽培は一筋縄ではいかない場合も多いです。

この記事では、ドラゴンフルーツの基本的な育て方から高度なテクニック、さらには病気や害虫対策まで詳しく解説します。

成功するためのポイントをしっかりと押さえ、美味しいドラゴンフルーツを収穫しましょう。

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ドラゴンフルーツの基本的な育て方

ドラゴンフルーツの栽培は、基本的なケアが非常に重要です。土壌の選定、水やりのタイミング、日当たりと風通し、これらが栽培の基本になります。

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最適な土壌の選定

土壌は植物が健康に育つための基盤です。特にドラゴンフルーツは、土壌の条件によってその成長が大きく影響されます。以下に、最適な土壌の選定について詳しく解説します。

土壌のpH値

ドラゴンフルーツは、pH6〜7の酸性から中性の土壌を好みます。pH値がこの範囲にない場合は、石灰や硫酸を用いて調整することが可能です。

石灰土壌が酸性の場合に使用。pH値を上げます。
硫酸 土壌がアルカリ性の場合に使用。pH値を下げます。

排水性と保水性

排水性が良く、それでいて適度な保水性がある土壌が理想です。サボテン用の土や多肉植物用の土が一般的に使用されます。

パーライト排水性を高めるために混ぜることが多い。
バーミキュライト保水性と通気性を良くするために使用。

有機質と無機質

ドラゴンフルーツは、有機質と無機質がバランスよく含まれた土壌を好みます。

ココヤシの繊維有機質でありながら排水性が高い。
無機質で排水性を高める。

肥料の配合

ドラゴンフルーツは肥料の過多に敏感です。植え付ける際には、適量の有機肥料を混ぜる程度にしましょう。

鶏糞栄養が豊富で、微生物の活動を促進。
腐葉土有機質が豊富で、土壌の構造を改善。

適切な水やりのタイミング

ドラゴンフルーツは乾燥には比較的強いですが、水は必要です。特に成長期には、土の表面が乾いたらしっかりと水をあげましょう。

成長期土の表面が乾いたら水をあげる
非成長期2週間に1回程度
注意点根腐れを防ぐために、過湿には注意が必要

日当たりと風通し

ドラゴンフルーツは日当たりを好む植物です。しかし、直射日光が強すぎると葉焼けの原因になることもあります。

日当たり半日以上の日当たりが理想
風通し良い風通しで湿度を下げ、病気を予防
場所風通しが良く、日当たりのいい場所に設置する

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ドラゴンフルーツの栽培テクニック

ドラゴンフルーツの栽培には、基本的なケアだけでなく、より高度なテクニックが求められます。ここでは、人工授粉から糖度を高める方法、さらには品種の選び方まで、詳しく解説します。

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人工授粉でたくさん収穫

ドラゴンフルーツの花は夜に開花します。自然受粉はミツバチなどの昆虫によって行われますが、人工授粉で結実率を高めることができます。

STEP

授粉のタイミング

開花した花を探す: 夜8時頃から開花し、翌朝にはしぼんでしまいます。夜の9~10時頃に、開花した花を探します。

STEP

花粉の採取

雄しべの花粉を採取する: 雄しべの花粉は、花弁の中央にある白い部分にあります。毛先の柔らかい筆などで、雄しべの花粉を採取します。

STEP

花粉をつける

雌しべに花粉をつける: 雌しべは、花弁の下にある細長い部分です。採取した花粉を、雌しべの柱頭全体につけます。

STEP

受粉の確認

受粉した花をチェックする: 受粉が成功すると、柱頭が盛り上がり、赤く色づきます。

糖度を高める栽培方法

ドラゴンフルーツの糖度は、栽培方法や品種、収穫時期によって異なります。以下に、糖度を高めるための具体的な方法を紹介します。

水やりを控える

  • 水分ストレス: 収穫時期の1〜2ヶ月前から、水やりを控えて水分ストレスを与えます。

日当たりをよくする

  • 日光浴: 日光をたくさん浴びることで、糖度が高くなります。

適期に収穫する

  • 収穫タイミング: 糖度が最も高い時期に収穫します。

品種の選び方

ドラゴンフルーツにはいくつかの品種があります。それぞれに特徴があり、栽培方法も少しずつ異なります。

赤肉種

特徴: 果肉が赤色で、糖度が高い。

白肉種

特徴: 果肉が白色で、酸味が少なくさっぱりとした味わい。

イエロードラゴン

特徴: 果肉が黄色で、酸味があります。

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ドラゴンフルーツの病気と対策

ドラゴンフルーツは美しい外観と独特の味が魅力ですが、病気や害虫には非常に弱い一面もあります。そのため、しっかりとした対策が必要です。

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凍傷・葉やけ対策

ドラゴンフルーツは寒さや直射日光に弱いため、特に冬季や夏季には注意が必要です。

凍傷対策

  • 屋内または温室での管理: 冬季は5℃以下になると凍傷のリスクが高まります。そのため、屋内または温室での管理が推奨されます。
  • ビニールで覆う: 霜が降りる可能性がある場合は、ビニールで覆って保護します。

葉やけ対策

  • 直射日光を避ける: 夏季は直射日光によって葉やけが起こる可能性があります。明るい日陰での管理が理想です。
  • 葉焼けした葉は取り除く: 葉やけが発生した場合、その葉は速やかに取り除きます。

害虫対策と予防対策

ドラゴンフルーツは、アブラムシやカイガラムシ、ハダニなどの害虫によく襲われます。これらの害虫は、植物の栄養を吸い取り、成長を妨げるだけでなく、病気を引き起こす可能性もあります。

早期発見と駆除

害虫は早期に発見し、適切な方法で駆除することが重要です。手で取り除く、殺虫剤を使用するなど、状況に応じた対策が必要です。

予防対策

風通しを良くする、適切な水やりを心掛けるなど、予防対策も大切です。特に、湿度が高いと害虫が発生しやすいため、適切な水管理が必要です。

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まとめ

ドラゴンフルーツの栽培は一見難しそうに見えますが、基本的なポイントさえ押さえておけば、初心者でも成功します。

忘れてはならないのが、病気と害虫対策は注意が必要です。特に凍傷と葉やけは、ドラゴンフルーツが弱点とするポイントなので、この記事を参考にしっかりと対策しましょう。

ドラゴンフルーツ栽培は継続が鍵です。失敗してもめげずに、次に生かすような気持ちで挑戦してください。

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