MENU
シトヒ
普通の会社員でブログ歴は10年以上。

<趣味・得意分野>
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

【シーチング生地】7つの特徴と用途を徹底解説!

ソーイングにシーチング生地を使うことが多いけど、理由を教えて!

シーチング生地は何を作るのに向いている?

シーチングのおすすめ生地は?教えて!

手芸屋さんで比較的安い価格で多種多様な生地から選ぶことができるシーチングですが、実はソーイング初心者にも扱いやすく、さまざまな用途で利用できます。

この記事では、シーチング生地を適切に、使えるように以下の解説をしていきます。ぜひ、本記事を参考頂いて、シーチング生地を使ってみてください。

この記事を読んでわかること
  • シーチング生地の特徴
  • シーチング生地のおすすめの用途
  • おすすめのシーチング生地
タップできる目次

シーチング生地の基本知識

シーチング生地は我々の生活に広く普及している素材ですが、その定義や起源を詳しく知ることで、その魅力をより深く理解できます。

シーチング生地の起源と歴史

シーチング生地は、その起源を遡ると19世紀のヨーロッパにたどり着きます。当時の織物技術の進歩と、特にアメリカからの豊富な綿花の輸入により、生産が急速に増えました。

19世紀の英国では、シーチング生地は主にベッドシーツや枕カバー、そしてその他の家庭用品に使われ、また良質な綿製のシーチングは高級品として取引されました。当時からその優れた吸湿性と通気性、そして肌触りの良さが評価されていたのです。

その後、20世紀に入ると、ポリエステルなどの人工繊維が開発され、これらの繊維を混合することでシーチング生地の特性は更に向上しました。綿とポリエステルを混ぜることで、生地はより強度を増し、さらにはシワになりにくくなりました。

現在では、シーチング生地は世界中で広く利用され、その用途も多岐にわたります。その素材や織り方、そしてデザインの多様性から、様々なライフスタイルや需要に応じて選ぶことができるのが特徴です。

シーチング生地の定義

シーチング生地とは、具体的には何を指すのでしょうか。

シーチング生地は、主に綿やポリエステルなどの繊維から作られたさらし綿布の一種で、薄地の平織生地を指します。

その名前は英語の”sheeting”から来ており、”sheet”は「シート」や「平面」を意味します。これは、シーチング生地が主に平らな形状のアイテム、例えばベッドシーツやカバー、テーブルクロスなどに使われることから名付けられました。

シーチング生地は、その肌触りの良さと耐久性、さらにはその易しさと多様性から、ホームファッションや衣類、そして工芸品などの幅広い分野で愛用されています。

生地の織り方の種類|全3種

平織りシーチング、ブロード、オックスなど
綾織りフランネル、デニムなど
繻子織り(朱子織り)サテンなど

シーチング生地の材質

シーチング生地は主に以下の二つの材料から作られます。

  • 綿: 綿は天然繊維の一つで、その通気性と吸湿性に優れています。さらに、綿は肌に対して優れた柔らかさを提供し、特に高温多湿の夏場に適しています。しかし、綿のシーチング生地は乾燥時間が長く、シワになりやすいという特徴があります。
  • ポリエステル: ポリエステルは人工繊維の一つで、その強度と耐久性に優れています。また、ポリエステルは綿に比べて乾燥時間が短く、シワになりにくいです。しかし、通気性と吸湿性が綿に劣るため、夏場の使用には不向きな場合があります。

この他にも、リネン(麻)やレーヨンなど、様々な材質が使われることがあります。

目次に戻る

シーチング生地の特徴|メリットは4つ

シーチング生地の優れた特性とは何でしょうか。以下に詳しく解説します。

クリックすると詳細情報にジャンプします

手頃な値段

他の織物に比べて手頃なのがシーチングの最大の魅力です。仮縫いに利用したり、大きいサイズの洋服に使いやすい素材となります。

豊富な色柄

多くの色柄から選べるのもシーチングの魅力です。

優れた着心地

シーチングは単糸、単太の糸を使用した平織りの広幅綿布であるため着心地と吸水性に優れているのが特徴であり、同じ平織生地の「ローン」や「ブロード」に比べると織り密度が粗く、通気性に優れます。

豊富な生地の種類

シーチング生地は、多種の生地厚を選ぶことができるためさまざまな用途にアレンジできます。

シーチング生地の厚み:3.5~5oz

シーチング生地は低価格のカジュアルウェア衣料に用いられることが多く使い勝手の良いため、ソーイング初心者に人気の高い生地です。

目次に戻る

シーチング生地の特徴|デメリットは3つ

次に、シーチング生地の注意点を解説します。

クリックすると詳細情報にジャンプします

汚れやすい

シーチング生地は汚れやすいという特性も持っています。

繊維が細かいため、汚れが生地の中に深く入り込みやすく、特に白や明るい色の生地は汚れが目立ちやすいです。そのため、頻繁に洗濯をする必要があります。

シワになりやすい

シーチングは皺(シワ)になりやすく、アイロンによるシワ伸ばしが必要となります。シーチングの中でも、細番手の糸で織られた生地は比較的シワになりにくいので用途に合わせて選んでください。

ポリエステルの含まれたシーチング生地は、シワになりにくく、カラーバリエーションも多いので用途によって素材を使い分けてください。

縮みやすい

シーチングは通気性がよい反面縮みやすく、縮みを考慮して使用することが大切です。 

目次に戻る

シーチング生地向きの作品

シーチングは薄手のため、裏地や小物入れに向いています。生地の価格もリーズナブルなため、異なるデザインを制作することもできます。

裏地洋服やカバンの裏地
洋服ブラウス、など
雑貨小物マスク
巾着(シューズ入れ)
エコバック、トートバック
ランチョンマット
シーチング向きの作品

目次に戻る

おすすめのシーチング生地

白生地の裏地用ならこれがおすすめです。

白色シーチング

素材綿100%
生地の種類平織り
カラー白布
無地
用途裏地、トワル用
規格生地有効幅 110 cm
10cm単位 切り売り

カラーシーチング

小物の製作には染色を施したシーチングが適します。

素材綿100%
生地の種類平織り #20
カラー
無地
用途小物や洋服の裏地
規格生地有効幅 90 cm
10cm単位 切り売り



目次に戻る

Q&A|よくある質問と回答

シーチング生地に最適なミシン糸とミシン針の組み合わせは?

目安はこちら

ミシン糸ポリエステル糸 60〜90番
綿糸、絹糸   50〜60番
ミシン針11〜14番

シーチング生地の保存方法は?

シーチング生地は、直射日光や湿気を避け乾燥した場所で保管することで傷めにくくなります。

生地を折りたたんで保管する場合は、折り目が残らないように、生地を巻いての保管がオススメ。生地を長期間保管する場合は、防虫剤を使用してください。

シーチング生地は洗濯できる?

シーチング生地は通常、機械洗い可能です。温水で洗うことができますが、漂白剤を使用する場合は注意が必要です。低温で乾燥することで生地が傷めにくくなります。

目次に戻る

まとめ

本記事では、シーチング記事の特徴を解説するとともに、シーチング記事のおすすめの製品について紹介しました。

シーチング生地は、その肌触りの良さやデザインの豊かさから、様々な用途で利用されています。
ただし、注意して扱わないと強度や耐久性が低下するため、適切なお手入れや使用方法が求められます。

シーチングの特徴を十分考慮して、ソーイングに取り入れましょう。

シーチング生地の特徴
  • 通気性がよく柔らかい生地
  • 生地が薄いため接着芯や裏地付けが用途によって必要
  • 薄手のシャツが作れるがシワ・ゆがみ・透けに注意
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次