7月28日と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。実はこの日、大阪が一年で特に活気づく記念日「なにわの日」です。私がこの記念日を知ったとき、そのユニークな語呂合わせと大阪の人々の地元愛に深く感銘を受けました。
この記事では、「なにわの日」の由来から楽しみ方、さらには同じ7月28日に制定されている他の記念日まで、詳しく解説していきます。この記事を読めば、7月28日という一日が、あなたにとって特別な意味を持つ日になるでしょう。
7月28日は『なにわの日』!大阪が盛り上がる特別な一日 🐙
7月28日の記念日として、特に有名なのが「なにわの日」です。この日は大阪市浪速区を中心に、地元愛があふれる一日となります。
『なにわの日』の由来とは?
「なにわの日」の由来は、とても分かりやすい語呂合わせです。数字の「7(な)」「2(に)」「8(わ)」と読むことから制定されました。
「なにわ(難波・浪速)」は大阪の古い呼び名であり、大阪の歴史と文化を象徴する言葉です。この記念日は、大阪市浪速区の魅力を広く発信し、認知度を高める目的で生まれました。
大阪市浪速区の取り組みとイベント
「なにわの日」には、大阪市浪速区が中心となって様々な取り組みが行われます。区の認知度向上と、地元の人々のシビックプライド(地元愛)を育むことが大きな目的です。
私が調べたところ、過去にはこの日を記念したイベントや、地域の商店街と連携したキャンペーンなどが実施されてきました。大阪らしい活気と人情に触れられる、素晴らしい一日です。
語呂合わせが楽しい!7月28日のユニークな記念日たち 🥬
7月28日は「なにわの日」以外にも、楽しい語呂合わせから生まれた記念日がたくさんあります。どれもユニークで、私たちの生活に彩りを加えてくれます。
夏バテ防止に!『菜っ葉の日』
7月28日は「菜っ葉の日」でもあります。これは「7(な)」「2(ツー=っ)」「8(ぱ)」という語呂合わせに由来します。
この日は、キャベツ、白菜、ほうれん草、レタスといった葉物野菜(菜っ葉)を食べて、夏の厳しい暑さによる夏バテを防ごうという目的があります。夏の健康維持にぴったりの記念日です。
夏休みの宿題に『なにやろう?自由研究の日』
子どもたちにとって重要なのが「なにやろう?自由研究の日」です。こちらも「7(な)」「2(に)」「8(や)ろう?」という問いかけの語呂合わせから生まれました。
夏休みの宿題の定番である「自由研究」に、子どもたちが取り組むきっかけとなることを意図しています。私が子どもの頃にも、こんな日があれば宿題がはかどったかもしれません。
地名について考える『地名の日』
少しアカデミックな記念日として「地名の日」があります。2008年に日本地名愛好会によって制定されました。
この日付は、アイヌ語地名研究の権威である山田秀三氏の命日であり、民俗学者で地名研究家の谷川健一氏の誕生日であることに由来します。地名への理解と関心を高めるための日です。
ミステリーファン注目『乱歩忌(石榴忌)』
文学ファン、特にミステリー愛好家には「乱歩忌(らんぽき)」として知られます。「日本ミステリーの父」と称される作家、江戸川乱歩が1965年のこの日に亡くなったことを偲ぶ日です。
「石榴忌(ざくろき)」という別名でも知られています。多くのファンがこの日に乱歩作品を読み返し、その偉大な功績を偲びます。
世界に目を向ける日
7月28日は国際的な意味も持つ日です。WHO(世界保健機関)が定める「世界肝炎デー」であり、ウイルス性肝炎のまん延防止と、患者への差別や偏見をなくすことを目的としています。
ペルー共和国の「独立記念日」でもあります。1821年のこの日、ホセ・デ・サン=マルティンがペルーのスペインからの独立を宣言しました。世界規模の健康問題や歴史に思いを馳せる日でもあります。
歴史が動いた日|7月28日の重大な出来事 📜
7月28日は、記念日だけでなく、世界の歴史が大きく動いた日でもあります。良くも悪くも、後戻りできない転換点となった出来事が起きています。
世界を揺るがした二つの「終焉」
7月28日は、世界史における大きな転換点となりました。1914年のこの日、オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦を布告しました。これが、世界中を巻き込む第一次世界大戦の正式な開戦日です。
時代は遡り1794年のフランスでは、革命の最過激期を主導したマクシミリアン・ロベスピエールが処刑されました。この出来事により、恐怖政治は終焉を迎え、革命は新たな局面へと移行します。
近代日本の「始まり」と「終わり」
日本の近代史においても、7月28日は忘れられない日です。1873年、明治政府は「地租改正条例」を公布しました。これは、封建的な年貢制度を廃し、近代的な税制と国家財政の基盤を築く画期的な改革でした。
その一方で、1945年のこの日、鈴木貫太郎首相が連合国からのポツダム宣言を「黙殺」するという意向を表明しました。この政治的決断が、後の広島・長崎への原子爆弾投下、そして日本の敗戦へとつながる道を開きました。私が思うに、この日は近代日本の建設と破滅という、二つの側面を同時に内包しています。
7月28日生まれの著名人・芸能人 🎂
この日を誕生日に持つ著名人や芸能人も数多くいます。多彩な才能を持つ方々が生まれた、まさにおめでたい日です。
音楽界で活躍するアーティストたち 🎤
- スガシカオ (シンガーソングライター)
- 矢井田瞳 (シンガーソングライター)
- 大瀧詠一 (シンガーソングライター)
- 桂銀淑(ケイ・ウンスク) (歌手)
- サエキけんぞう (ミュージシャン)
- リチャード・ライト (ミュージシャン / ピンク・フロイド)
演技で魅了する俳優・タレント陣 🎬
- 渡瀬恒彦 (俳優)
- 徳重聡 (俳優)
- 高田聖子 (女優)
- 永島暎子 (女優)
- 谷まりあ (モデル、タレント)
- 逢沢りな (女優、タレント)
- 志田彩良 (女優)
- 菅谷哲也 (俳優、タレント)
フィールドで輝くスポーツ選手たち 🏆
- 畑山隆則 (元プロボクサー)
- ライオネス飛鳥 (タレント、元プロレスラー)
- セルジオ越後 (サッカー評論家、元サッカー選手)
- 雅山哲士 (元大相撲力士)
- 阿波野秀幸 (元プロ野球選手)
- 森野将彦 (元プロ野球選手)
- マイク・ベルナルド (元キックボクサー)
文化を創造する人々 🎨
- 高橋陽一 (漫画家 / 『キャプテン翼』)
7月28日に旅立った偉人たち 🌟
出会いがあれば別れもあります。7月28日は、歴史に名を刻んだ多くの偉人たちがこの世を去った日、すなわち命日でもあります。
芸術と科学の巨星たち
7月28日は、奇しくも偉大な才能が失われた日でもあります。バロック音楽を代表する二人の巨匠、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1750年没)とアントニオ・ヴィヴァルディ(1741年没)が、同じ日に亡くなっています。
20世紀の科学を根底から変えた人物もいます。原子核分裂を発見し原子力の時代を開いた化学者オットー・ハーン(1968年没)、DNAの二重らせん構造を共同で発見し遺伝子時代の幕を開けた生物学者フランシス・クリック(2004年没)です。彼らの功績は、現代の私たちの生活にも深く結びついています。
日本の文化を形作った人々
日本においても、忘れてはならない人物がこの日に亡くなっています。先ほど「乱歩忌」で紹介した、江戸川乱歩(1965年没)です。
彼は『少年探偵団』シリーズや『人間椅子』といった傑作を生み出し、日本の推理小説というジャンルの礎を築きました。私がいつも感心するのは、一つの日付にこれほど多くの誕生と別れ、そして歴史的な出来事が刻まれているという事実です。
まとめ
7月28日は、「なにわの日」という大阪の地元愛あふれる記念日から、「菜っ葉の日」のような楽しい語呂合わせ、第一次世界大戦の開戦といった世界史的な転換点まで、非常に多様な顔を持つ一日です。
スガシカオさんや渡瀬恒彦さんといった著名人が生まれた日であると同時に、バッハや江戸川乱歩といった偉大な先人たちが旅立った日でもあります。この記事を通じて、7月28日という一日が持つ豊かな物語を感じていただけたなら幸いです。
