7月に入り、本格的な暑さが到来すると冷たいものが恋しくなります。私が毎年この日を楽しみにしている理由は、甘くて冷たい「ある記念日」だからです。
この記事では、7月3日がどのような日なのかを詳しく解説します。記念日の由来から、話のネタになる雑学までを網羅しました。

日本の記念日|ソフトクリームと語呂合わせ
7月3日は、日本の夏を感じさせる記念日や、ユニークな語呂合わせで制定された日が重なっています。まずは、日本国内で親しまれている記念日について詳しく見ていきましょう。
1951年から続くソフトクリームの日
多くの人が7月3日と聞いて思い浮かべるのが「ソフトクリームの日」です。これは日本ソフトクリーム協議会によって制定されました。
1951年のこの日、明治神宮外苑で開かれた米軍主催のカーニバルで、初めて一般向けにソフトクリームが販売されました。戦後の復興期において、アメリカ文化の流入と豊かさを象徴する出来事でした。
当時の日本人にとって、冷たくて甘いソフトクリームは憧れの対象だったに違いありません。現在では、この日に合わせて各地でキャンペーンが行われることもあります。
ソフトクリームとアイスクリームの違い
ソフトクリームとアイスクリームは、実は中身はほとんど同じものです。最大の違いは「提供される時の温度」にあります。
アイスクリームはマイナス18度以下で固めますが、ソフトクリームはマイナス5度から7度ほどで提供されます。この絶妙な温度設定が、あの滑らかな口当たりを生み出しています。
「なみ」の語呂合わせ|波の日と涙の日
数字の「7(な)」と「3(み)」という読み方を利用した、ユニークな記念日も存在します。同じ読み方でも、全く異なる意味を持つ二つの記念日が制定されています。
一つ目は「波の日」であり、サーフィンや海への関心を高めることを目的としています。海へ出かけ、自然の波と触れ合うのに最適な季節ならではの記念日です。
[Image of surfer riding a wave in ocean]
二つ目は「涙の日」であり、こちらはドライアイ研究会が目の健康啓発のために制定しました。現代人はスマホやパソコンの画面を見る時間が長く、知らず知らずのうちに「涙」に問題を抱えているケースが増えています。
自然の中で楽しむ「波」と、現代病とも言えるドライアイの「涙」が同じ日に並ぶのは興味深いです。アクティブな活動と、身体のケアの両方に目を向けるきっかけになります。
大阪のシンボル|通天閣の日
語呂合わせではありませんが、大阪のシンボルに関連する重要な日でもあります。1912年の7月3日、大阪に初代通天閣と遊園地「ルナパーク」が開業しました。
当時の通天閣は、パリのエッフェル塔と凱旋門を模した斬新なデザインで話題を呼びました。大正時代の活気ある大衆文化の幕開けを象徴する日と言えます。
世界の動き|環境問題と国家の歴史
日本国内だけでなく、世界に目を向けると、環境問題や国のあり方に関わる重要な日であることが分かります。国際的な視点からも7月3日を紐解いてみましょう。
地球を守る|国際プラスチック袋フリーデー
環境保護の観点から、非常に重要な意味を持つのが「国際プラスチック袋フリーデー」です。使い捨てレジ袋の使用を減らし、環境負荷の低い代替品への移行を促す日です。
レジ袋の平均使用時間はわずか十数分と言われていますが、自然界で分解されるまでには数百年を要します。この事実は、私たちが普段何気なく使っているプラスチック製品が、いかに環境に長く残り続けるかを示唆しています。
[Image of reusable eco friendly shopping bags]
エコバッグを持ち歩くだけでなく、一つのバッグを長く使い続けることが本当の意味での環境配慮につながります。この日は、自分の消費行動を見直す良い機会になります。
ベラルーシの独立記念日と世界の出来事
国際情勢において、この日はベラルーシ共和国の「独立記念日」として祝われています。ナチス・ドイツからの解放を記念する、国民にとって最も重要な祝日の一つです。
1944年にソビエト軍が首都ミンスクを解放したことに由来し、国を挙げてのパレードなどが開催されます。独立記念日が意味するものは国によって異なり、その国の歴史やアイデンティティを深く反映しています。
歴史を動かした7月3日
ベラルーシ以外にも、この日は世界史における大きな転換点がいくつも記録されています。特にアメリカやヨーロッパの歴史において重要な出来事が起きました。
- 1775年|ジョージ・ワシントンがアメリカ大陸軍の司令官に就任
- 1863年|南北戦争の転換点となったゲティスバーグの戦いが終結
- 1866年|ケーニヒグレーツの戦いでプロイセンが勝利し、ドイツ統一へ前進
このように、7月3日は国家の独立や統合に関わる大きな動きがあった特異点とも言えます。
7月3日生まれの有名人と忌日
この日は、世界的なスターが誕生した日であると同時に、ロック史に残る悲劇が起きた日でもあります。人間の生と死が交錯するドラマチックな一日です。
誕生日はトム・クルーズや岡村隆史
7月3日生まれには、誰もが知る有名人が名を連ねています。俳優、芸人、アーティストなど、各界で活躍する才能豊かな人々です。
誕生花である「ハス」や「水晶」が持つ神秘的なイメージにふさわしい、カリスマ性のある方々が多い印象を受けます。以下に主な著名人をまとめました。
| 名前 | 生年 | 職業 | 代表作・備考 |
|---|---|---|---|
| トム・クルーズ | 1962年 | 俳優 | 『トップガン』『ミッション:インポッシブル』 |
| 岡村 隆史 | 1970年 | 芸人 | ナインティナイン |
| 賀来 賢人 | 1989年 | 俳優 | 『今日から俺は!!』 |
| 板野 友美 | 1991年 | タレント | 元AKB48 |
| 池乃 めだか | 1943年 | 芸人 | 吉本新喜劇 |
また、アニメキャラクターの誕生日としても人気があります。『ONE PIECE』のナミなど、「7(ナ)3(ミ)」の語呂合わせから設定されることが多いです。
ロック界の伝説|27クラブの悲劇
輝かしい誕生日の裏で、音楽ファンにとっては決して忘れられない悲しい出来事も記録されています。伝説的なロックスター二人が、同じ7月3日にこの世を去りました。
ローリング・ストーンズの創設者ブライアン・ジョーンズと、ドアーズのカリスマ、ジム・モリソンです。二人は異なる年(1969年と1971年)に亡くなりましたが、どちらも「7月3日」であり、享年は同じ「27歳」でした。
この不気味な偶然の一致は、27歳で早世するミュージシャンを指す「27クラブ」という神話を形成する決定的な要因となりました。彼らの死は、60年代のカウンターカルチャーの終焉を象徴する出来事として語り継がれています。
7月3日の誕生石と誕生花
最後に、この日の誕生石と誕生花を紹介します。プレゼントや自分へのメッセージとして参考にしてください。
- 誕生石|ロック・クリスタル(水晶)、プレナイト
- 石言葉|「純粋」「浄化」「健康美」
- 誕生花|ハス、ケシ(白)
- 花言葉|「清らかな心」「忘却」
まとめ
7月3日は、甘いソフトクリームを楽しむ平和な日である一方、環境問題や歴史的な転換点とも深く関わっています。身近な楽しみと世界的な課題が同居する、非常に奥深い一日と言えます。
ソフトクリームを食べながら、少しだけ歴史や環境に思いを馳せてみるのも良い過ごし方です。話題の引き出しとして、ぜひこの日の知識を活用してみてください。

