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草壁シトヒ
くさかべしとひ
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二十四節気の小暑から始める夏支度☀️土用干しで家も心も整える暮らし術🎐

小暑

梅雨明けが近づき、蒸し暑さが日に日に増してくるのを感じます。私はこの時期になると、本格的な夏に向けた準備を少しずつ始めます。

暦の上では「小暑」と呼ばれるこの季節は、単なる暑さの始まりではありません。心と体を整え、快適な夏を迎えるための大切な期間です。

この記事では、二十四節気のひとつである小暑の意味や、この時期に取り入れたい暮らしの知恵を詳しく紹介します。昔ながらの風習や旬の食材を知れば、厳しい暑さも味方につけることができます。

タップできる目次

小暑とはどのような季節なのか|意味と時期

小暑は、文字通り「小さな暑さ」と書きますが、決して暑さが控えめという意味ではありません。これから本格的な暑さが始まり、徐々に熱気が強まっていく段階を指し示しています。

私はこの言葉を聞くと、梅雨の湿気と夏の熱気が混ざり合う独特の空気を思い出します。暦の上での定義や、気象的な特徴を正しく理解することで、季節の変わり目を敏感に感じ取ることができます。

天文学的な定義と2026年の日程

小暑は二十四節気の第11番目の節気であり、太陽の黄経が105度に達する時点を指します。国立天文台の計算によると、現代のカレンダーでは毎年7月7日頃に該当します。

2026年の小暑は7月7日であり、ここから大暑までの約15日間が小暑の期間です。七夕の日と重なることが多いため、覚えやすい節目の日といえます。

この時期は夏至を過ぎて昼の時間が少しずつ短くなり始めますが、地表の熱量は逆に蓄積されていきます。気温の上昇と日照時間の変化にズレが生じるため、これからが暑さの本番となるわけです。

梅雨明けと気象の変化|黒南風から白南風へ

小暑の期間は、日本の気象において劇的な変化が起こるタイミングです。前半は梅雨末期の集中豪雨、いわゆる「荒梅雨」に警戒が必要な時期でもあります。

太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線を北へ押し上げると、いよいよ梅雨明けが発表されます。私が特に好きなのは、梅雨明け直後に吹く風の変化です。

梅雨の間に吹く湿った南風を「黒南風(くろはえ)」と呼びますが、梅雨が明けると「白南風(しらはえ)」に変わります。空に入道雲が湧き立ち、明るい光と共に吹くこの風は、まさに盛夏の到来を告げる合図です。

七十二候で感じる自然の移ろいと生態系

二十四節気をさらに細かく分けた「七十二候」を見ると、この時期の自然界の動きが手に取るように分かります。小暑の時期は、動植物たちが暑さに適応しながら力強く生きる姿が描かれています。

私は毎朝の散歩で、これらの微細な変化を見つけるのを楽しみにしています。ここでは、小暑の期間を3つに分けた候ごとの特徴を紹介します。

初候・次候・末候の具体的な描写

小暑の期間は、風、花、鳥の動きによって季節の進み具合が表現されています。以下の表に、それぞれの時期の特徴をまとめました。

名称時期特徴
初候温風至(あつかぜいたる)7/7頃〜熱気を帯びた風が吹き始めます
次候蓮始開(はすはじめてひらく)7/12頃〜蓮の花が優雅に咲き始めます
末候鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)7/17頃〜鷹の幼鳥が飛び方を覚え始めます

初候の「温風至」は、地面の熱気を含んだ風が吹き、植物の成長を促す時期です。次候の「蓮始開」では、泥の中から美しい花を咲かせる蓮の姿に、涼と精神的な安らぎを感じます。

末候の「鷹乃学習」は、春に生まれた鷹のヒナが巣立ちの準備をする時期です。上昇気流に乗って飛ぶ練習をする若鳥の姿は、夏の空の象徴的な光景といえます。

蓮の花と鷹の巣立ちから学ぶ自然観

蓮の花は、早朝の涼しい時間帯に開き、午後には閉じてしまいます。この短い時間に全力を注ぐ花の姿は、仏教的な悟りの象徴としても愛されてきました。

私はこの時期、近くの寺院で催される「観蓮会」に出かけるのが恒例です。早朝の清々しい空気の中で蓮を眺めると、暑さで疲れた心が洗われるような気分になります。

一方、鷹の巣立ちは、次世代への生命の継承を意味しています。厳しい自然環境の中で生き抜くための技術を習得する姿からは、私たち人間も学ぶべき力強さを感じることができます。

小暑に行うべき風習と暮らしの知恵

この時期には、古くから伝わる独特の風習や行事が数多く存在します。これらは単なる儀式ではなく、厳しい夏を乗り切るための合理的な生活の知恵が詰まっています。

私はこれらの風習を現代の生活に取り入れることで、季節感を大切にするようにしています。特に「土用」に関する習慣は、家の中を整える絶好のチャンスです。

土用の入りと土用干しのすすめ

小暑の後半、立秋の前の約18日間は「夏の土用」にあたります。土用といえばウナギが有名ですが、本来は季節の変わり目に土の気が支配する期間を指します。

この時期に行いたいのが「土用干し」という作業です。梅雨明けの強い日差しと乾燥した空気を利用して、衣類や書物を陰干しし、風を通します。

カビや害虫を防ぐための非常に合理的な家事であり、現代のクローゼット整理にも最適です。私はこのタイミングで梅雨の間に溜まった湿気を追い出し、気分を一新させるようにしています。

梅干しの天日干しで保存性を高める

土用干しは、梅干し作りにおいても重要な工程のひとつです。塩漬けした梅を三日三晩、天日にさらして干すことで、保存性が高まり風味が増します。

夜露にあてることで皮が柔らかくなり、極上の梅干しに仕上がります。手間はかかりますが、太陽の恵みを凝縮させるこの作業は、夏の楽しみのひとつです。

暑中見舞いで相手を気遣うマナー

小暑から立秋の前日までの期間は、「暑中見舞い」を送るのに適した時期です。一年で最も暑さが厳しい折に、知人の安否を気遣う美しい日本の習慣です。

最近ではメールやSNSで済ませることも多いですが、手書きの葉書には特別な温かみがあります。相手の住む地域がまだ梅雨明けしていない場合は、文面に配慮を添えるのが大人のマナーです。

立秋を過ぎると「残暑見舞い」に変わるため、送るタイミングには注意が必要です。私は小暑に入ったらすぐに準備を始め、相手の健康を願う言葉を綴るようにしています。

五節句の七夕と小暑の深いつながり

小暑の始まりである7月7日は、五節句のひとつ「七夕」の日でもあります。現代の暦では梅雨の最中になることが多いですが、本来は夏の行事です。

短冊に願い事を書き、笹に飾る風習は、夏の到来を告げる視覚的な楽しみです。湿気の多い時期ですが、夜空を見上げて星に願いを馳せる時間は、心の涼になります。

夏バテを防ぐ食文化と養生法

暑さが本格化する小暑は、体調管理が何よりも重要になります。食欲が落ちやすい時期だからこそ、何を食べるかが夏の健康を左右します。

私は薬膳や栄養学の視点を取り入れ、体を内側から整える食事を心がけています。ここでは、この時期に積極的に摂りたい食材と養生法を紹介します。

小暑に食べる行事食とその意味

七夕の行事食として「素麺(そうめん)」を食べる習慣は広く知られています。天の川に見立てたという説もありますが、ルーツは中国の「索餅(さくべい)」という揚げ菓子にあります。

無病息災を祈る意味が込められており、消化の良い素麺は弱った胃腸に優しい食材です。調理時間が短く、台所の熱気を避けられる点も、暑い時期には嬉しいポイントです。

土用の丑の日に食べる「鰻(ウナギ)」も、ビタミンやDHAが豊富で、理にかなったスタミナ食です。私は土用餅やあんころ餅も取り入れ、小豆の力で邪気を払い、精をつけるようにしています。

中医学から見る湿熱対策とおすすめ食材

東洋医学では、この時期は「湿」と「熱」が結びついた「湿熱(しつねつ)」が体に悪影響を与えると考えます。体が重だるくなったり、食欲不振に陥りやすかったりするのは、この湿邪のせいです。

対策としては、体の余分な熱を冷まし、水分代謝を良くする食材を摂ることが推奨されます。冷たい飲み物ばかり飲んで胃腸を冷やさないよう、温かい料理で栄養を摂ることが大切です。

旬の夏野菜と利水作用のある食べ物

私が積極的にメニューに取り入れているのは、ウリ科の野菜やトウモロコシです。キュウリ、ゴーヤ、冬瓜などは、体の熱を逃し、利尿作用によって湿気を排出してくれます。

食材期待できる効果備考
トウモロコシ胃腸を整え、水分を排出するひげ茶もおすすめ
ゴーヤ苦味が心火を鎮め、食欲増進ビタミンCが豊富
ハトムギ余分な水分を取り除くお茶やスープに活用
枝豆気を補い、疲労回復を助けるビールのあてに最適

特にトウモロコシのひげは「玉米須(ギョクベイシュ)」と呼ばれ、漢方でも使われるほど利水効果が高い部分です。捨てずに煎じてお茶にすると、むくみ解消に役立ちます。

まとめ|小暑を賢く過ごして快適な夏を

小暑は、梅雨から盛夏へと季節がダイナミックに切り替わる重要な転換点です。気象の変化を理解し、昔ながらの知恵を現代風にアレンジすることで、この時期を快適に過ごすことができます。

土用干しで住環境を整え、旬の食材で体の内側からケアをすることは、最高の夏を迎えるための準備運動のようなものです。私はこの時期の丁寧な暮らしが、その後の猛暑を乗り切る活力になると確信しています。

あなたも今年の小暑は、季節のサインに耳を傾け、心と体をいたわる「夏支度」を始めてみてはいかがでしょうか。

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