1月9日と聞くと何を思い浮かべますか。実は、1月9日は「クイズの日」として知られています。この日は、とんちで有名な一休さん（いっきゅう）の語呂合わせから来ています。
この記事では、クイズの日の由来から、この日に起きた歴史的な出来事、生まれた有名人まで、1月9日に関する情報を詳しく解説します。
1月9日はユーモアと健康の日 🧠
1月9日は「クイズの日」として知られていますが、それ以外にも私たちの生活に関わる記念日があります。それぞれにユニークな由来が存在します。
クイズの日（とんちの日）の由来｜一休さんとの関係
1月9日がクイズの日とされる最大の理由は、その語呂合わせです。「いっ(1)きゅう(9)」と読めることから、とんちで有名な「一休さん」こと一休宗純にちなんで制定されました。
一休さんは、室町時代の禅僧でありながら、権威に屈せず、機知に富んだ逸話（「屏風の虎退治」など）で知られています。この記念日は、一休さんのように頭を使って楽しむこと、機知やユーモアを大切にすることを思い出させてくれます。
クイズだけじゃない！1月9日の他の記念日 ☕
この日には、他にも興味深い記念日があります。私が特に面白いと感じるのは、健康や食文化に関連するものです。
風邪の日 😷
1月9日は「風邪の日」でもあります。これは、寛政7年（1795年）のこの日、無敵を誇った第4代横綱の谷風梶之助が、当時流行していたインフルエンザ（風邪）によって現役のまま亡くなった出来事に由来します。
この歴史的な悲劇を忘れず、冬本番のこの時期に改めて健康管理と風邪予防への意識を高めるための日です。
ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日 🇯🇲
コーヒー愛好家にとって見逃せないのが、「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」です。1967年の1月9日、ジャマイカから日本へ向けて、ブルーマウンテンコーヒーが初めて大量に正規出荷されました。
この出来事を記念し、高品質なコーヒーの代名詞であるブルーマウンテンの普及を目的に制定されました。日本のコーヒー文化の発展において重要な一日です。
歴史が動いた1月9日 📜
1月9日は、世界の歴史や私たちの生活スタイルに大きな影響を与えた出来事が起きた日でもあります。技術革新から政治的な転換点まで、様々な顔を持っています。
世界を変えた技術の発表 📱
この日は、現代社会の基盤となる技術が世に出た日です。特にコミュニケーションのあり方を根本から変えた発明が発表されました。
初代iPhoneの衝撃
2007年の1月9日、AppleのCEOであったスティーブ・ジョブズが初代「iPhone」を発表しました。これは、携帯電話、音楽プレーヤー（iPod）、インターネット通信デバイスを一つに融合させた革命的な製品でした。
iPhoneの登場により、世界中の人々のコミュニケーション方法、情報の取得方法、ライフスタイルそのものが劇的に変化しました。まさに現代史における技術的な特異点と言える日です。
オートジャイロの初飛行
さかのぼって1923年のこの日、スペインの技術者フアン・デ・ラ・シエルバが開発した「オートジャイロ」が初飛行に成功しました。これは飛行機とヘリコプターの中間のような航空機です。
この発明は、後のヘリコプター開発に多大な影響を与え、航空技術の歴史における重要な一歩となりました。
日本と世界のターニングポイント 🇯🇵
1月9日には、国のあり方や国際関係を変える重要な政治的・社会的出来事も記録されています。
防衛庁が「防衛省」へ
日本では2007年の1月9日、それまでの「防衛庁」が「防衛省」へと昇格しました。これは、日本の安全保障政策における戦後史の大きな転換点です。
「庁」から「省」へと格上げされたことにより、防衛に関する任務が国際平和協力活動などを含めた「本来任務」として位置づけられました。
国際連合本部ビルの竣工
1951年の1月9日には、ニューヨークに現在の「国際連合本部ビル」が竣工しました。第二次世界大戦の反省から生まれた国際協調の象徴です。
このビルの完成は、世界平和の維持と国際問題の対話による解決を目指す、新たな国際秩序の幕開けを物理的に示すものでした。
ロシア史に残る「血の日曜日事件」
1905年のこの日、ロシアのサンクトペテルブルクで「血の日曜日事件」が発生しました。皇帝への平和的な請願デモに対し、軍隊が無差別に発砲し、多数の死傷者を出した悲劇です。
この事件は、皇帝への民衆の信頼を失墜させ、第一次ロシア革命の引き金となりました。ロシアの歴史を大きく動かした一日です。
1月9日生まれの著名人と縁のある人々 🌟
1月9日は、多くの才能ある人々が生まれた日であり、また、歴史に名を刻んだ人々がこの世を去った日でもあります。私が知る著名な方々を紹介します。
1月9日生まれの著名人・芸能人 🎂
この日に生まれた方々は、多方面で活躍しています。
- 井上真央（女優）
- 眞栄田郷敦（俳優）
- 西畑大吾（アイドル / なにW男子）
- 岸部一徳（俳優）
- 伴都美子（歌手 / Do As Infinity）
- 岡本真夜（シンガーソングライター）
- 盛山晋太郎（お笑い芸人 / 見取り図）
- REDRICE（ミュージシャン / 湘南乃風）
- 赤江珠緒（フリーアナウンサー）
- 大林宣彦（映画監督）
- キャサリン妃（イギリス王室 / プリンセス・オブ・ウェールズ）
- ジミー・ペイジ（ギタリスト / レッド・ツェッペリン）
- リチャード・ニクソン（アメリカ合衆国 第37代大統領）
- 宗茂・宗猛（元マラソン選手）
1月9日が命日の歴史的人物
この日に生涯を終えた人々も、後世に大きな影響を残しています。
親鸞（浄土真宗の宗祖）
1263年（弘長2年）のこの日、浄土真宗の宗祖である親鸞が亡くなりました。「他力本願」「悪人正機」といった教えは、身分や善悪を問わず全ての人が救われる道を示し、日本の仏教と思想に計り知れない影響を与え続けています。
円谷幸吉（東京五輪マラソン選手）
1968年1月9日、1964年の東京オリンピック男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉選手が、27歳の若さで自ら命を絶ちました。彼の残した有名な遺書は、国民的英雄が背負った重圧と苦悩を伝え、社会に大きな衝撃を与えました。
海部俊樹（元内閣総理大臣）
2022年のこの日、第76・77代内閣総理大臣を務めた海部俊樹氏が亡くなりました。湾岸戦争への対応や青年海外協力隊の創設への尽力など、激動の時代に日本の舵取りを担った政治家です。
1月9日を象徴する石と花 🌸
1月9日には、その日を象徴する誕生石や誕生花があり、それぞれが特別な意味を持っています。
1月9日の誕生石 💎
この日の誕生石は、対照的ながらも強力な力を持つ二つの石が挙げられます。
ガーネット｜真実と友愛の石
1月の誕生石として広く知られるガーネットは、「真実」「情熱」「友愛」といった石言葉を持ちます。和名を「柘榴石（ざくろいし）」と言い、その深い赤色は情熱や絆の象徴とされます。
古くからお守りとしても用いられ、目標達成への努力を支え、大切な人との繋がりを深める力があると信じられています。
ブラックダイヤモンド｜不屈の力の象徴
1月9日固有の誕生石とされることもあるブラックダイヤモンドは、「不屈」「征服」「カリスマ性」を象徴します。何物にも屈しない強靭な精神力を表す石です。
困難を乗り越えるための強力な守護石とされ、持ち主の潜在能力を引き出すとも言われています。
1月9日の誕生花 🌼
この日に咲く花々も、美しい花言葉を持っています。
デージー｜希望と純潔
デージーの主な花言葉は「希望」「無邪気」「純潔」です。太陽の光を浴びて花開く姿から、その名前は「Day’s eye（日の目）」に由来すると言われています。
その明るい姿は、どんな状況でも希望を失わないことの大切さを教えてくれます。
ノースポール｜誠実と高潔
ノースポールの花言葉は「誠実」「高潔」「冬の足音」などです。寒い冬の中で純白の美しい花を咲かせる姿が、逆境にあっても失われない誠実さや気高さを表しています。
まとめ｜1月9日は多面的な魅力を持つ一日
1月9日は、「クイズの日」という楽しい側面だけでなく、私たちの生活や健康に関わる記念日、世界史を動かした出来事、そして多くの人々の生と死が刻まれた日です。技術革新の象徴であるiPhoneの発表から、風邪の日のような健康への戒めまで、非常に多面的な魅力を持っています。
誕生石のガーネットや誕生花のデージーが象徴するように、「情熱」や「希望」といったテーマも隠されています。1月9日という一日を、ぜひ様々な角度から楽しんでみてください。